にきび治療最前線

皮膚科処方の最新にきび治療薬からにきび治療掲示板まで。大人のニキビに悩んでいた医師がニキビに悩む全ての患者にエールを送る池袋のニキビ治療専門外来医のブログ。※左下の興味あるカテゴリーから入ると便利です

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サリチル酸マクロゴールピーリングの効果、有用性が皮膚科医の間でも話題になっています。当院で1月下旬頃より導入予定であるサリチル酸マクロゴールピーリングに関して新たなカテゴリーを設けました。
まずは、ケミカルピーリングの種類から見ていきましょう。比較的良く使用されるピーリング剤をピックアップしています。

■ ピーリングの種類

深さによる分類
1)浅いピーリング
 20%〜30% グリコール酸
 20%〜30% サリチル酸
 10%〜20% TCA
2)中等度のピーリング
 50%〜70% グリコール酸
 35%〜50% TCA
3)深いピーリング
 60%以上  TCA
 フェノール
 ベーカーゴードン液

種類による分類
1)グリコール酸
AHA(フルーツ酸)のひとつ。他のフルーツ酸としては、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等がある。30%程度の濃度で、現在最もニキビ治療、ニキビ痕治療に用いられているピーリング剤。角栓融解作用、抗炎症作用、抗脂腺作用、真皮コラーゲン増生作用がある。
2)サリチル酸
 エタノールを基材として用いたもの。30%程度の濃度で、ニキビ治療、ニキビ痕治療に用いられている。グリコール酸と同じ作用をもち、グリコール酸よりも効果が高い。ピーリング後の刺激、炎症、色素沈着がグリコール酸よりも強く現れやすい。
3)サリチル酸マクロゴール
 従来のエタノール基材から、マクロゴールという基材に変えたもの。マクロゴールと合わせることにより、サリチル酸の欠点であったピーリング後の刺激、炎症、色素沈着が激減し、効果も変わらないピーリング剤となった。グリコール酸と比較しても、ピーリング後の発赤、紅斑、色素沈着、刺激は有意に少なくなっており、角質除去効果はグリコール酸より有意に優れている。
4)TCA
 トリクロロ酢酸。非常に強い酸で、皮膚の真皮まで浸透する。50%以上の濃度で、深いニキビ痕の治療に使用される。高濃度ではピーリング後の炎症、発赤、色素沈着は数ヶ月以上に及ぶ場合もあり、他の治療が無効な場合、または無効と思われる場合に限って用いるべき薬剤と考えられる。

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