にきび治療最前線

皮膚科処方の最新にきび治療薬からにきび治療掲示板まで。大人のニキビに悩んでいた医師がニキビに悩む全ての患者にエールを送る池袋のニキビ治療専門外来医のブログ。※左下の興味あるカテゴリーから入ると便利です

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にきびを消毒する薬が市販されているのをよく見かけます。ピンポイントににきびに付けられるようになっているものもあります。また、一般の傷消毒薬(マキロン)をにきびに塗っている患者にも会ったことがあります。消毒をすれば、アクネ菌が死滅し、にきびが早く治るのではないかと思っている方が多いのですが、実は消毒は百害あって一利なしなのです。

消毒薬は細胞傷害性といって、雑菌を含む生きた細胞を傷害する作用があります。人間の皮膚も生きた細胞で作られているわけですから、消毒によって皮膚は痛めつけられ、皮膚炎を起こしたり、ひどい場合は潰瘍になってしまう場合もあります。にきびに使用すれば、にきび痕になったり、色素沈着を起こす可能性があります。

皮膚を念入りに消毒しても、1時間後には消毒前の雑菌だらけの状態に戻っていることが報告されています。「傷を消毒する」ことは医学的に無意味であるだけではなく、傷の治癒を遅らせ、人によってはアレルギー反応を引き起こしたり、白血球やマクロファージなどの免疫細胞を死滅させることで、かえって感染を助長させる可能性もあるということがわかっています。傷は消毒しないということは、すでに医学的常識になっています。にきびの消毒にも同様のことが言えると考えています。

当院の方針として、にきび患者が消毒薬を使用しないように注意しています。きれいに治すためにも、消毒薬はおすすめできません。

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