にきび治療最前線

皮膚科処方の最新にきび治療薬からにきび治療掲示板まで。大人のニキビに悩んでいた医師がニキビに悩む全ての患者にエールを送る池袋のニキビ治療専門外来医のブログ。※左下の興味あるカテゴリーから入ると便利です

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男性、女性含め当院の患者の約35%の方にAPPSを処方しています。APPSはニキビ治療に絶対必要なものではありません。あくまでニキビ治療を補助(治療効果をあげるのをサポートしたり、にきび痕、色素沈着を残さないように)するものとして使用しています。そのため、特にこちらからは積極的に処方していませんが、一度使用した患者さんの9割の方が再度処方を希望されます。短期間ではなかなか効果は実感しにくいかもしれませんが、ビタミンC自体が肌の老化、酸化を防ぐので、じんわりとした効果が感じられると思います。リピート率の高さもそれを物語っています。

そこで、まとめて買っていかれる方に割引価格を設定いたしました。
APPS1本(2g入り)で3500円ですが、

APPS 2本  6500円 ( 500円引き)
APPS 3本  9500円 (1000円引き)
APPS 4本 12500円 (1500円引き)
APPS 5本 15000円 (2500円引き)

2006年5月よりこの価格での処方を開始し、今後も継続していく予定です。

APPSについて
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(図、「第二世代プロビタミンC」 Fragrance Journal 2004-2と昭和電工資料を改変)

APPSは高いコラーゲン合成の促進能を有しています。

図はヒト皮膚繊維芽細胞 NB1RGBの培養中にAPPS、アスコルビン酸-2-グルコシド (AG)を1〜10μMの濃度で添加して72時間培養した後に、培養上清中の I 型コラーゲン量をELISA法により定量した実験の結果です。

APPSが極めて低い濃度領域においても顕著に高いコラーゲン合成促進能を示しました。

APPSについて
新型ビタミンC誘導体 APPSの肌への浸透力について

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(図、「第二世代プロビタミンC」 Fragrance Journal 2004-2と昭和電工資料を改変)


図は、健常人のボランティアからの皮膚を用いて、APPSとアスコルビン酸 2-グルコシド (AG)処理を行った表皮、及び真皮内のアスコルビン酸 (ビタミンC)濃度を調べた実験の結果です。

他のビタミンC誘導体に比べ、APPSを投与したものでは、表皮・真皮ともに高いビタミンC濃度が認められました。ビタミンC誘導体に親油性を与えることにより、皮膚内への誘導体の浸透性が大幅に向上していることが分かります。APPSの皮膚への浸透力は、従来のビタミンC誘導体に比べて、数十倍から100倍にもなると言われています。

APPSについて



※当院でのAPPSの販売は、ざ瘡外来を受診している患者様だけに限定しています。

APPS原末  2g  価格 3500円


1%の濃度で、約200ml分のAPPS溶液を作ることができます。

APPS100%の粉末の場合、患者さん自身で溶解させなければならない手間がありますが、クリニックで、原末のまま処方する理由は、以下の3つです。

理由1
APPSは非常に不安定で、湿気に弱く、水に溶かすと24時間から48時間で活性が失われてしまいます。原末では保存期間は処方日から5ヶ月ですが、水に溶かすと保存期間は1日です。その為、付属の微量スプーンを使用し、付属容器にAPPSと水を入れて、粉末を水に溶かしてから使用してもらいます。使用して1週間も経たないうちに、効果を実感してきますので、毎日の作業もそれほど面倒とは思わなくなります。

理由2
患者個々人で、使用する濃度を変えることができます。通常はAPPS1%の濃度で使用していただきます。効果を早く実感したい方、脂性肌の方は、濃度を倍にして用いることもできます。

理由3
原末を使用することで、不純物が混ざらない、完全無添加のものを使用することができます。化粧水タイプにする場合は、どうしても保存期間延長や、製品の安定化のため、合成界面活性剤、防腐剤等を添加する必要があります。原末の場合は、APPSと水(又は精製水)だけですから、添加物によるアレルギー等の心配はありません。
APPSの主な効果を挙げていきます。

●美白効果
メラニンの生成を抑制し、しみや色素沈着を薄くします。ニキビ痕の茶色い色素沈着を目立たなくさせます。

●コラーゲン生成促進作用
線維芽細胞の働きを高め、肌にハリをもたせます。ニキビ痕の窪みを改善させます。

●活性酸素除去作用
ニキビやしわ、しみなどの原因となる活性酸素から肌を守ります。

●保湿作用
保湿因子の産生を高め、乾燥しにくい肌をつくります。

●抗老化作用
細胞の寿命を決定するテロメアの短縮を抑制し、遺伝子レベルで細胞の老化を抑えます。

● 皮脂分泌抑制作用
皮脂の分泌を抑制し、毛穴の開きを引き締めます。肌のきめを整え、ニキビ・脂漏性の赤ら顔を改善させます。
APPSは新型ビタミンC誘導体と呼ばれています。現在までのリン酸型ビタミンC誘導体にパルミチン酸を付加することにより、親油性を獲得した新しい水溶性ビタミンC誘導体です。

皮膚は表皮のバリアによって、水溶性のものを通しません。しかし、油溶性のものは通すという性質を持っています。APPSは現在までのリン酸型ビタミンC誘導体にパルミチン酸をつけ、親油性を獲得しているため、油溶性の性質を持ち、表皮のバリアを通り抜け、真皮、皮膚細胞の中まで浸透します。そのため、真皮のコラーゲン生成を促し、肌の奥からメラニンを排出すると同時に、細胞内のメラニンに直接働きかけ、色素沈着、しわ、ニキビを改善します。


ビタミンC誘導体は、これまで「水溶性」、「油溶性」の2つがありました。それぞれの特徴は以下のように分類できます。
水溶性ビタミンC誘導体の特徴は「表皮で効果を発揮する」
油溶性ビタミンC誘導体の特徴は「真皮へ浸透し真皮で効果を発揮する」

新型ビタミンC誘導体(APPS)は、水溶性ビタミンCの効果と、油溶性ビタミンCの効果、どちらの作用も持ち合わせています。そのため「新型」と呼ばれています。

「新型ビタミンC誘導体」としての特徴がさらに2つあります。

1.低刺激性(水溶性ビタミンC誘導体では、刺激、皮膚の赤み等の副作用がある方がいますが、APPSでは、ほぼ刺激ゼロです。乾燥肌の方でも使用できます)
2.浸透力の強さ(浸透力は今までのビタミンC誘導体の100倍とも言われています)

敏感肌の方や、ニキビの炎症のため水溶性ビタミンC誘導体の刺激で赤みが出る方でも、肌への刺激を気にせずに使用できます。